コロナ禍で変化した英語の挨拶

挨拶は「How are you?」じゃなくなった?

以前、「How are you?」という挨拶について、私が初めてアメリカに住み始めた頃に戸惑ったということを書きました。https://artofcommunication.work/how-are-you-は疑問形だけど、質問してる訳ではない?/

最近ふと気付いたのですが、英語で挨拶をするときに、昨今は「How are you?」とはあまり言わないんです。圧倒的に多いのが、「How have you been?」。

「How are you?」は今の状態を尋ねる挨拶であるのに対し、「How have you been?」は、前回に会った時(過去)から現在の様子について尋ねる現在完了系の表現です。

文法の話はさておき(笑)、「How have you been?」は「久しぶり」のニュアンスを含む挨拶になります・・・コロナで人と会う機会が減ってしまっていることを改めて感じます(しみじみ)。

zoomなどで誰かと顔を合わせることは日常的になったけれど、リアルにオフィスに通っていたときのように廊下で偶然会って立ち話をするとようなことは起きません。オンライン会議は便利でも、敢えてミーティングを設定するほどの要件がない人とは、会う機会が極端に減っているんですよね。

そんな生活だと、誰かと顔を合わせる時には「久しぶり」であることが増え、自然と挨拶が「How are you?(元気?)」から、「How have you been?(元気だった?)」へと変化しているのであろうと思います。

「Long time no see!」はカジュアルな「お久しぶり」

「久しぶり!」の挨拶には、「Long time no see!」などもあります。「Long time no see」は比較的カジュアルな表現で、「連絡ないじゃない〜」とか「ご無沙汰だよね〜」みたいなニュアンスを含むことが多いです。カジュアルな表現であるだけに親しい人に対して使うことが多く、「会いたかったよぉ〜」という気持ちが込められることもあります。(私はそうです・・・笑)。

「How are you?は疑問形だけど、質問している訳ではない?」の記事にも書いた通り、「How are you?」はかなり定型化された挨拶の仕方です。これに「久しぶり」のニュアンスが加わって現在完了形の「How have you been?」となります。定型化されているだけに、「Long time no see」よりは「How have you been?」の方がニュートラルな印象です。

「Stay safe」

もう一つ、コロナ禍で増えたと感じる挨拶に「Stay safe」があります。
「see you(またね)」や「nice seeing you(お目にかかれて嬉しかったです)」と同じくらいの頻度で、お別れの挨拶に「stay safe」という表現を聞くようになりました。

「Stay safe」は、コロナの前には挨拶として一般的に使われることははありませんでしたが、最近は普通に使われています。

Stayは、「滞在する」と訳される言葉ですが、「一定期間その状態でいる」というニュアンスがあります。よく旅行者に「Where do you stay?(どこに滞在しているの?)」と聞いたりしますが、旅行者は定住している訳ではないので、「live(住む)」ではなく、「一定期間の滞在=その場に留まる」という意味で「stay」を使うんですよね。

「Stay safe」は「safeな状態でいてください」、、、、つまり「安全でいてください」という意味です。世の中はコロナで大変なことになっているけれど、「安全にね、気をつけてね。」という相手への気遣いを表す言葉が挨拶代わりに使われるようになったのだと思います。

言葉は生き物と言われますが、コロナ禍のように世界中で人の生活が変化すると、挨拶の表現も自然と変わるんですね。挨拶というのは定型化されたものも多いけれど、やはり根本は相手を気遣う言葉であり、状況によって自然と変化もするのだと感じます。

それでは皆さん、Stay safe。

ごきげんよう♪

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