『DIAMOND online』にて記事連載中!!

「お好きにして頂いて良いですよ」の英語表現

相手の行動を望む表現

自分が何かを望んでいるときは、英語で「I want to 〜」と、”I+want+to+動詞”で表現します。例えば、友達と一緒にいて、まだ帰りたくないときは、「I want to stay(ここに居たい)」と言ったりしますね。

相手に居て欲しいときは、「I want you to stay(あなたにここに居て欲しい)」と、”I+want +you+to+動詞”で、相手(you)が行動(Stay)することを「私」(=I)が望んでいることを示す表現になります。

改めて説明すると何だかややこしいのですが(汗)、英語コミュニケーションでよく使われる表現です。

おさらいです(笑)

友達が自分の家に遊びに来ていて、夜も更けてきた・・・というような状況を想定してみましょう。

まだ帰らないでいて欲しいのなら、「I want you to stay」ですね。”want” と”to”の間に”you”を入れて、「あなた」が居てくれることを「私」が望んでいることを示す表現になります。

逆に、「帰って欲しい」という場合は、「I want you to leave」です。”want” と”to”の間に”you”を入れて、「あなた」が帰ってくれることを「私」が望んでいることを表現する文章です。

注:ただし、これをそのまま言ったら角が立ちますけどすね・・・。
自宅に誰かが遊びに来ている時に、ストレートに「帰って欲しい」という言い方は言語は関係なくあまりしませんよね💦

まあ、ここでは英語の使い方の説明なので、「I want you to leave(帰って欲しい)」と、あまりにストレートな表現をすることで人間関係が悪化するなどの問題は一旦は無視してください(笑)

「自分はどちらでも良い」場合は?

では、相手に判断を委ねたい場合、つまり「自分はどちらでも良い」というときには何と言ったら良いのでしょう?
遊びに来ている相手が居るか帰るか、どちらでも良い。もう夜も更けているけれど、楽しいから相手さえ良ければ居てもらっても自分は構わない。そんな時には何と言えば良いのか???


「I want you to stay(居て欲しい)」だと強すぎる(そこまで居て欲しいと望んでいる訳ではない)。でも、帰って欲しい(I want you to leave)という訳でもない、、、相手次第でどちらでも構わないという場合は?

そんなときには「You are welcome to stay」と言ったりします。

自分はどちらでも構わないので、「お好きにして頂いて構いませんよ」というような時は「You are welcome to 〜」という表現が便利です。

“Welcome”は直訳すると「歓迎する」です。自分はどちらでも構わないので相手の意思を尊重する、居てくれるなら歓迎するといったニュアンスです。

ビジネスでもカジュアルな場でも使える表現

“You are welcome to 〜”という表現は、ビジネスの場でもよく使われる言い方です。
例えば、会議の場で「出席は義務ではないけれど、ご都合良ければ参加してください」というような場合、「You are welcome to join」という言い方をしたりします。

「歓迎しますよ」という気持ちを”welcome”で表現しながら、でも強制でないので出席しなくても全然問題ない。ご自由に決めて貰って構わないですよということを伝えたいときの表現ですね。

そして前述のように、お友達が家に遊びに来ていて、「居てもらっても全然迷惑でないよ」「良かったらどうぞ」というようなカジュアルな場面でも使えます。

「居てください」とお願いするほどではないけれど、「良かったらどうぞ」という場面があったら「You are welcome to stay」って言ってみてくださいね。

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